学長あいさつ 新潟産業大学は、1947(昭和22)年、所在地柏崎市出身の実業家である下條恭兵氏により、「柏崎専門学校」として設立されました。戦後の混乱の時代に、私財を投じた創設者の願いは「戦後日本の再建・発展と平和で幸福な社会の建設は、一にかかって若い人材の育成に在り」でした。 以来、短期大学から四年制大学へと移行する中にも、「教育の究極の目標を、人間性の陶冶を通しての主体的自我の確立と、社会に新しい感覚をもって創造的に貢献しうる能力の育成に置く」とした建学の精神は脈々と受け継がれています。 また、文系私立大学としては新潟県内で一番長い歴史を誇り、既に1万人を超える卒業生が、経済、政治、教育、文化など様々な分野で、日本国内は勿論、国際舞台でも活躍しています。
さて、視点を現代に移すと、創設者の願いはまさに今を生きる私たちの願いと相通じるものがあることに気付かされます。私たちを取り巻く社会は急激に変化しており、その中でも特に大都市と地方の地域間格差を解消し、若者の流出に歯止めをかけ、地方の経済や文化活動に活気を取り戻すことは急務であり、多くの人々の願いでもあると考えます。 本学は、2007(平成19)年、地域にしっかり根ざした「コンパクト・ユニバーシティ」への転換を宣言し、経済学部経済経営学科と文化経済学科の1学部2学科への再編に踏み出しました。そして、建学の精神をふまえた新体制に相応しい「ミッション(本学の使命)」を『地域社会や企業を主体的に力強く支える人材の育成』と定めました。 そして更に、ミッション達成に必要不可欠な要素として、「在学生の満足度の更なる向上」と「地域社会との連携・地域への貢献」という二つの目標を掲げ、様々な活動を展開しています。 大学のコンパクト化は、学生一人ひとりに目を届かせ、きめ細かく教育することを意味しています。授業やカリキュラムに代表される教育サービス、学生生活を支援する学生サービス、そして就職支援等において、絶え間なく検証と改善を繰り返し、更なる質の向上に努めています。 また、地域社会への貢献・連携については、「地域における知の拠点」としての役割を担う研究活動の重点化は勿論、地域のニーズに応えた支援を行っています。
新潟産業大学の教育は、開学以来揺るぎない伝統を誇る「経済」に、「経営」「文化」「教養」「技術」「情報」「語学」などの専門分野が濃縮化され結ばれた個性豊かな内容となっています。 今回の再編により、幅広い専門領域の教員が経済学部に濃縮され、その結果、質的にも量的にも教養分野が飛躍的に充実したカリキュラム構成が可能となりました。 これにより、経済・経営の基礎をしっかり学び、グローバル社会の課題にも、「高齢化」「過疎化」他の、地域の諸課題にも対応できる知識を身に付け、地域とそこに根ざす企業を力強く支える人材を輩出し続けるための準備が整ったと考えています。
これからも、引き続き教職員一丸となって本学の教育目標の達成に邁進してまいりますので、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。 |