柏崎の海で担った「いのちを守る使命」を胸に。ライフセービングで世界へ

経済経営学科1年 / ライフセービング部
片山 雄起さん

・三洋物産インターナショナルライフセービングカップ2016 ユース日本代表
・ライフセービング世界選手権2016 (オランダ) ユース日本代表
・第31回全日本ライフセービング選手権大会 オーシャンマン 3位
など

経済経営学科3年 / ライフセービング部
高橋 志穂さん

・三洋物産インターナショナルライフセービングカップ2015、2016 ユース日本代表
・第31回全日本学生ライフセービング選手権大会 オーシャンウーマン2位、サーフスキーレース2位
・第7回全日本学生ライフセービング・プール競技選手権大会(インカレ) 女子200mスーパーライフセーバー優勝
など

ライフセービングを始めたきっかけはなんですか?

高橋さん:小学6年生のときに柏崎で開催された「オーシャンキャンプ」というイベントに参加したのがきっかけでした。その年は海水浴シーズン直前に中越沖地震が起きてしまい、小学生に夏の思い出を作ってあげようということでライフセーバーの方たちが企画してくれたイベントでした。

片山さん:僕もそのイベントに参加してライフセービングの楽しさを知ったことがきっかけです。昔から海ではよく遊んでいたので、海は身近な存在でした。

普段はどこで練習していますか?

高橋さん:今の時期(11月)は週1回、中央海岸で練習しています。海に入れないときはアクアパーク(プール)で練習しています。海は12月くらいまで、ウェットスーツを着て入ります。

世界大会に出て感じたことを教えてください。

高橋さん:初めて世界選手権に出たのが高校2年生のときだったのですが、海外の選手は私よりも身長が20~30センチも高く、大人と同じくらいの体格や力を持っているんだなと、かなりの差を感じました。体格では不利なので、隣の選手よりも早く海に入ること、足を高く上げて走ることなどを意識して臨みました。

片山さん:海外の選手とはとにかく体格の差を感じました。でも日本の強みは技術面でカバーができるというところなので、日々の練習でも技術的な部分を重視していました。

海水浴場の監視活動としてのライフセービングと、競技としてのライフセービングの関わりを教えてください。

片山さん:監視活動では事故を未然に防ぐのが僕たちの役目ですが、もし起こってしまったときの最終手段として救助があります。そのもしものときに備えて鍛えているものを競い合うのが競技としてのライフセービングです。監視活動としてのライフセービングの延長線上に競技があるという感じですね。

これまでの活動で特に心に残っていることはなんですか?

高橋さん:監視活動では今まで事故の現場に遭ったこともなく、溺れた人を見たこともなかったのですが、3年目の今年に初めて「てんかん」の患者さんの発作を目の当たりにしました。初めての状況でどうなるかと思いましたが、慌てることなく冷静に対応できている自分がいました。日頃の積み重ねが生きていたのかなと思います。幸い、その方はすぐに意識を取り戻してくれました。それがこれまでの活動で一番印象に残っている体験です。

片山さん:僕は今年が初めての監視活動だったのですが、初めて事故を目の当たりにしました。溺れた人の姿というものを話に聞くだけでなく自分の目で見たことで、柏崎の海にも危険があるということを改めて実感しました。

柏崎の海にはどんな思いがありますか?

片山さん:小さい頃は海に入るのは夏だけでしたが、ライフセービングの活動を初めてからは年中入るようになりました。練習以外でも、ショートボードでサーフィンをしたり、シュノーケリングで「どんな生き物がいるのかな」と覗いてみたり。色々なマリンスポーツを楽しんでいます。夏場はとても綺麗で穏やかですし、冬場は波が立ってきてサーフィンにとても向いていて、良い海だと思います。

高橋さん:柏崎の海は小さい頃から身近にあって、大好きです。夏は観光に来るお客さんが沢山いるので、1人でも多くの方に安全に楽しんでもらえるよう、声がけをしていきたいと思っています。柏崎の海は夏だけでなく1年を通して楽しむことができる良い海だと思います。私もSUPなどで片山くんと一緒に遊んでいます。特に春先は海の水質も良くて、とても綺麗です。

今後の目標を教えてください。

片山さん:僕にとってのライフセービングは安全を守る活動であり、競技でもあり、子どもたちへの教育でもあります。競技としてはどんどん鍛えて、行ける所まで行ってみたいという気持ちがあります。今回の世界大会では個人種目で決勝に残ることはできましたが入賞することができなかったので、入賞、いやメダルを取って帰ってきたいですね(笑)。監視活動では、毎年柏崎の海を楽しみに来てくれるお客さんのためにも、事故を未然に防ぐということを肝に銘じて取り組む。子どもたちに対しては海がどういうものかということをきちんと教えてあげたいなと思います。

高橋さん:私たちが小さい頃にライフセーバーの方に教えてもらったように、今度は私たちが柏崎の子どもたちにライフセービングや海の楽しさを教える番だと思っています。私自身子どもは大好きなので、これからもどんどんイベントなどを通して教育に関わっていきたいと思っています。競技では、インカレのプール選手権(全日本学生・プール競技選手権大会)があります。昨年優勝しているので二連覇を目指します。全日本選手権(全日本ライフセービング選手権大会)ではまだ一度も優勝したことがないので、大学生の内に優勝して、世界選手権に繋がるような結果を出したいと思っています。

最後に一言お願いします。

片山さん:ライフセービング部では、一緒に柏崎の海を守っていく部員をお待ちしています。ライフセービングというと泳ぎが得意でないとできないというイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはなくて、泳ぎが苦手でも活動できます。心肺蘇生法やセルフレスキューなどの資格を取ることもできるので、興味がある方は是非参加してください。

高橋さん:今は10名で活動しています。新潟産業大学は県外から来る学生や留学生も多いので、さらに沢山の方とライフセービング活動をやりたいと思っています。誰でも大歓迎です!