博物館学芸員課程

学芸員とは

博物館や美術館などの文化施設ではたらく専門職員のことです。学芸員はいろいろな資料の収集、保管、展示、解説および調査研究などの仕事をおこないますが、そのためには専門的な知識や技術が必要です。
本学にはこの学芸員を養成するための科目群が設けられており、これを「博物館学芸員課程」とよんでいます。
※学芸員の資格は「博物館法」という法律によって定められており、本学の博物館学芸員課程は「博物館法」に基づいて設置された正規の課程です。

博物館学芸員課程について

学芸員の資格を取得するための条件

学芸員の資格を取得するためには次の2つの条件を満たさなければなりません。この条件を満たした人には卒業時に「博物館学芸員課程修了証」が交付されます。

  1. 博物館学芸員課程の科目のうち、①必修科目9科目(計19単位)と、②選択必修科目4科目(計8単位)以上を修得すること。
  2. 本学を卒業すること(卒業に必要な単位をすべて修得し学士の資格を得ること)。

履修科目

①必修科目

必修科目は以下の9科目(19単位)です。このうち「生涯学習概論」「博物館概論」「博物館展示論」「博物館経営論」の4科目は卒業要件単位(大学を卒業するために必要な単位)として認められますので、無理なく履修することができます。

科目名 単位 配当年次 学期
博物館資料論 2 1~ 春学期
博物館情報・メディア論 2 1~ 春学期(夏季集中)
生涯学習概論 2 1~ 秋学期
博物館概論 2 1~ 秋学期
博物館教育論 2 1~ 秋学期
博物館展示論 2 2~ 春学期
博物館資料保存論 2 2~ 秋学期
博物館経営論 2 3~ 春学期
博物館実習 4 3(4) 春学期(土曜日)+不定期

②選択必修科目

選択必修科目は以下の8科目で、全て卒業要件単位として認められます。必ず履修して単位を修得しなければならないのは4科目(8単位)ですが、幅広い知識を身につけるため、なるべく多くの科目を履修し、多分野の学習をすることが望まれます。

科目名 単位 配当年次 学期 分野(授業内容)
日本史I 2 1~ 春学期 日本史(近世以前)
日本史II 2 1~ 秋学期 日本史(近世以降)
日本文化論 2 1~ 秋学期 古記録学
日本の芸術 2 1~ 春学期 日本美術史
東洋の芸術 2 1~ 秋学期 中国、韓国・朝鮮美術史
西洋の芸術 2 1~ 春学期 西洋美術史
越佐文化論 2 1~ 春学期 新潟県の民俗
日本の伝統芸能 2 1~ 秋学期 日本の伝統芸能

博物館学芸員課程の履修方法

博物館学芸員課程の履修を希望する人は、各年度・学期の初めにおこなわれる「博物館学芸員課程ガイダンス」に必ず出席して下さい。
ガイダンスでは「履修者登録カード」に必要事項を記入してもらいます。登録カードを提出した人が、本学博物館学芸員課程の履修者として認められます。
「履修者登録カード」を提出し、博物館学芸員課程の履修が決定した人は、「履修届カード」(一般の科目と共通)に履修する科目等の必要事項を記入し、履修登録期間中に教務課に提出します。

博物館実習について

「博物館実習」は美術品や民俗・考古資料を取り扱うための特殊な技術や専門的な知識を身につけるための授業(実習)です。学内でおこなう学内実習と学外の博物館・美術館等でおこなう学外実習から成っており、合わせて4単位となります。
学内実習では仏像、掛軸、絵巻物、刀剣、陶磁器などの美術品を実際に取り扱うほか、美術品の梱包の仕方、展示パネルの作成、拓本実習などの指導を受けます。授業は春学期(4~6月)の土曜日におこなわれます。
学外実習は学外の博物館・美術館等における実習です。定められた館に一定期間通って館の学芸員による指導を受け、大学所定の「実習日誌」に実習内容を記入します。実習の日程は受け入れ先の館によって異なりますが、おおむね7~8月の連続する7~10日間でおこなわれます。
なお、学外実習の受け入れ先は、本学の学芸員課程に特にご協力をいただいている新潟県内の博物館・美術館等となります。

博物館実習を履修するための条件

「博物館実習」を履修するためには、必修科目のうち「博物館経営論」(3年次配当科目)以外のすべての科目と、選択必修科目のうち4科目(計8単位)以上の単位を修得していなければなりません。
また、学内実習の評価が低い場合は学外実習に参加できません。

費用について

本学の学生は、博物館学芸員課程を履修するための費用はかかりませんが、「博物館実習」を履修する際、定められた期間内に「博物館学芸員課程実習費」(15,000円)を納めてください。

博物館学芸員課程と教職課程

学芸員博物館課程と教職課程の両方を履修することが可能です。
ただし、双方の必修科目や実習の期間が重なってしまうことがまれにあります。これに該当する人は、ガイダンス時に必ず申し出て下さい。なるべく不都合が生じないよう、できるかぎりの調整をします。