教育理念
人間力を磨いて主体的自我を確立し、
新しい時代感覚を持って社会に貢献する人間を育成する
建学の精神
1947年6月2日、新潟産業大学の前身「柏崎専門学校」が開校しました。それは、教育基本法が施行されてから2ヶ月後のことでした。創設者下條恭兵は「戦後日本の再建・発展と平和で幸福な社会の建設は、一にかかって若い人材の育成に在り」との使命感から本学を建学し、その教育理念を「主体的自我の確立」としました。
この建学の精神と理念は、柏崎短期大学、新潟短期大学そして新潟産業大学へと継承され、大学設置の趣旨に「教育の究極の目標を、人間性の陶冶を通しての主体的自我の確立と、社会に対して新しい時代感覚をもって創造的に貢献しうる能力の育成に置く」と謳いました。

新潟産業大学の目的
新潟産業大学は、教育基本法及び学校教育法の定めるところにより、学術の教育研究を行うとともに、高度な専門知識と応用能力の涵養に努め、併せて、広い視野で思考できる豊かな教養と高い道徳を身につけた、地域社会に有為な人材を育成する。
新潟産業大学の教育目標
自ら学び、自ら考え、自ら行動する自立(自律)した人間を育てる
SANDAI コンピテンシー・ゴール
「知識・問題解決力」 ※変化する社会のニーズに応えるために
- 経済学、経営学または文化経済学の基本概念と専門知識を修得している。
- 日本や世界の経済・社会・文化に関する幅広い知識を有している。
- 情報収集力と分析力、課題発見力と課題解決力を有している。
「社会への関心と自己学習力」 ※持続可能な世界の実現のために
- 日本の社会が世界とつながっているという意識を持っている。
- 社会の変化に対応し、自主的・主体的に学び続ける姿勢をとっている。
- 社会で自立し、持続可能な世界の実現のために貢献する意欲がある。
「コミュニケーション力」 ※複雑化する人間関係に応えるために
- 人々と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力を備えている。
- 相手の意見を理解し、適切な方法で自分の意見を説明することができる。
- グループ内だけに留まらず、多様な人々とつながり、協働できる。
スモールモットー・スローガン
- 地域に学び、地域をおこす
- 社会で活躍する自分が見える大学
- オンラインでもオフラインでも学べるハイブリッド大学
理念と目的・目標を達成するための方針
新潟産業大学は、その理念と目的・目標を達成するために、つぎの方針を定め、大学運営、教育研究活動、学生支援、社会貢献に努めます。
大学として求める教員像および教員組織の編制方針
求める教員像
- 建学の精神・教育理念、大学及び経済学部、大学院経済学研究科それぞれの目的をよく理解し、経済学部及び経済学研究科の各ミッション遂行に邁進する教員
- 教育への情熱を持ち、高い徳性を備え、学生の主体的成長を導く教員
- 研究に励み、その成果を教育活動と社会に還元する教員
教員組織の編制方針
- 大学設置基準および大学院設置基準を遵守する。
- 大学、経済学部、大学院経済学研究科それぞれの目的の達成及び経済学部、経済学研究科の各ミッション遂行に向け、それぞれのディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーにもとづいて学生を育成する適切な教員組織を編制する。
- 教員の募集、採用、昇格は、配置の適切性、選考審査の透明性を確保する。
- FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動と教員の自己点検を推進し、教員の質向上を図る。
学生支援に関する方針
基本方針
本学の建学の精神、教育理念にもとづく教育目標の達成に向けて、学生一人ひとりが学修に専念し、充実し安定した学生生活を送ることができるように、修学支援、生活支援、進路支援を行う。
修学支援の方針
- 1、2年次を中心に基礎学力の向上を図る。
- 担任制により全学生の個別指導を徹底する。
- アクティブ・ラーニングを取り入れ、学生が自ら学び自ら考え自ら行動するよう支援する。
- 学内外の奨学金制度および学費減免制度を活用して、経済的事情により修学困難な学生を支援する。
- 障がいのある学生が修学に支障のないように支援する。
- 外国人留学生に対して、日本語科目等を整備し学修のための十分な支援を行う。
生活支援の方針
- 学生が心身ともに健康で、安全で安定した学生生活を送れるように、健康管理と事故防止、経済的支援、ハラスメントの防止、課外活動支援等を行う。
- 学生が生活全般にわたって相談できるように、大学内の組織はもとより学生の保護者との連携協力を得て多面的に支援する。
- 外国人留学生について、安価で良好な住環境の確保、学生チューターなどによる交流促進等を通じて生活支援体制を整備する。
進路支援の方針
- 学生自らが社会の一員であることを自覚し、キャリア形成できるように支援する。
- 社会人として自立するために、主体的に進路選択、就職の決定ができるように、就職ガイダンスや個別指導、付加価値づくりの講座等の充実を図り支援する。
- 「地域に学び、地域をおこす大学」として、新潟県、柏崎市そして学生の出身地での就職を支援する。
- 外国人留学生に対して、母語と日本語、本学での学修成果、日本での生活体験を活かした就職と進学を支援する。
教育研究等環境の整備に関する方針
本学は、その理念・目的を実現するために必要な校地・校舎・施設・設備等を整備し、安全・衛生に配慮しながら、学生の学習意欲の向上に資する学修環境と教員の教育研究環境を整え、これを提供する。
社会との連携・協力に関する方針
- 本学は「地(知)の拠点」として、教育研究の成果を社会に還元するとともに、地域の諸組織・団体等と連携し、文化の振興と地域社会の活性化に貢献する。
- 本学は長年に亘って築いてきた海外に広がるネットワークを通じて、地域社会の国際交流に協力する。
管理運営方針
本学の理念・目的の実現に向けて、計画的かつ透明性のある管理運営に努め、社会に対する説明責任を果たしながら、法人組織との連携のもとに、学長の大学の管理運営と教学ガバナンスを強化し、経営改革と教学改革を一体的に推し進める。
内部質保証に関する方針
方針
本学の理念・目的を実現する上で、本学の教育研究及び社会貢献に関わる諸活動の質が、適切な水準に達していることを、本学自らの責任において保証するシステムを構築し、恒常的・継続的に質の向上に取り組む。
内部質保証の体制
①大学全体の内部質保証
大学全体の内部質保証については、学長のリーダーシップのもとに、「学長・副学長等会議」が担う。
②経済学部・経済学研究科・その他組織の内部質保証
経済学部及び経済学研究科並びにその他組織の内部質保証については、「学長・副学長等会議」の指針のもとに、経済学部教授会、経済学研究科委員会、その他の組織の会議が質保証会議として、これを恒常的、組織的に推進するとともに、「学長・副学長等会議」に報告する役割を担う。
自己点検・評価及び第三者評価
内部質保証の有効性を検証するために、「学長・副学長等会議」が組織する「全学自己点検・評価委員会」及び経済学部・経済学研究科・その他組織の各「点検評価部会」が連携して、全学的な自己点検・評価を実施する。
また、内部質保証の有効性を客観的に検証するために、認証評価機関による大学評価を受審するとともに、必要に応じて外部有識者の点検・評価を受ける。
自己点検・評価の実質化
自己点検・評価の結果及び第三者評価の提言、指摘事項等は、改善状況を点検し、本学の教育研究及び社会貢献に関わる諸活動の質の向上に結びつける。
自己点検・評価等の公表
本学は、社会に対する説明責任を果たすために、自己点検・評価の結果及び認証評価機関による大学評価の結果を公表する。
ミッション・目的
経済学部のミッション・ステートメント
経済学部は、本学の教育理念及び教育目標、目的にもとづき、つぎのミッション(社会的使命)を果たしていきます。
地域社会や企業を主体的に力強く支える人材の育成
経済学部の目的
幅広く深い教養及び主体的な判断力と豊かな人間性を身に付け、経済学、経営学、文化経済学の学問分野を柱として、地域及び社会、経済の課題に取り組む実践的な教育研究を行い、その成果を活かすことのできる人材を育成する。
経済学部 経済経営学科の人材養成の目的
幅広く深い教養及び主体的な判断力と豊かな人間性を身に付け、経済学と経営学の教育を通して社会人としての経済理解と社会理解を涵養し、地域経済や企業のおかれている状況を判断する能力と、経営を遂行するための実務能力、課題解決のための立案能力をもった人材を養成する。
経済学部 文化経済学科の人材養成の目的
幅広く深い教養及び主体的な判断力と豊かな人間性を身に付け、文化経済学の観点から日本や諸外国のさまざまな文化を文化的財として捉え、新たな文化産業の可能性、さらには地域経済や地域社会の再生、発展について、企業・非営利組織・行政等の関連を視野に、理論的かつ実践的に追究しうる能力をもった人材を養成する。
通信教育課程の目的
経済学部 経済経営学科 通信教育課程の教育研究上の目的
経済学・経営学分野に関する教育研究を通して、「経済学・経営学分野に関する基礎的・基本的な知識と課題を探求し解決する能力を習得させ、経済活動を主体的・創造的に実践できる能力を育てる」ことを教育研究上の目的とする。
経済学部 経済経営学科 通信教育課程の人材養成の目的
幅広く深い教養及び主体的な判断力と豊かな人間性を身に付け、経済学分野と経営学分野に関する専門的な知識及び経済活動に必要な法規に関する基礎的な知識の習得のもと、経済活動に関する諸課題に対して、研究的手法を用いて解明し、その成果を経済活動に活かすことのできる人材を養成する。
大学院経済学研究科のミッション・ステートメント
経済学研究科は、本学の教育理念及び教育目標にもとづき、つぎのミッション(社会的使命)を果たしていきます。
地域社会や企業を主体的に力強く支える人材の育成
大学院経済学研究科の目的
新潟産業大学大学院は、教育基本法及び学校教育法の定めるところにより、高度で専門的な経済学、経営学の理論及び応用の教授研究を通じて、地域経済および地域社会の振興発展に寄与する高度専門職業人、指導的産業人を育成する。また、東アジア諸国・地域が抱える多様な課題についての総合的な理解のうえに、我が国とりわけ地域社会と東アジア諸国・地域との友好的・持続的発展に貢献できる人材を育成する。
校章・ロゴについて
シンボルマーク(校章)
淡青、青、濃紺の3つの青をスクールカラーとしています。青は「海」「空」「朝」を意味し、 そこに共通する概念は「広がり」です。大きな海原に、澄んだ空、さわやかな朝に、 若者の未来が広がることを願っています。
そして、このスリーブルーは以下の3つのことを表しています。
Student First(生徒・学生第一)
私たちは常に生徒・学生の視点に立って、一人ひとりにあわせた自立に向けた様々なサポートを行います。
Society & Sustainability(持続可能な高校・大学と社会の構築)
私たちは社会の公器であり、継続的に教育の提供の責務があります。そして新しい時代感覚を持った人材育成を通じて持続可能な社会の構築に貢献します。
Study & Service(学びによる貢献)
私たちは様々な学びの機会を提供し、生涯学び続ける生徒・学生を輩出することで社会へ貢献していきます。
ロゴタイプ(日本語)
ロゴタイプ(英語)
マスコットキャラクター
サンチャッカル

デザインは、本学が立地する柏崎市をイメージさせる「海」、明るさ、親しみやすさ、 世界へはばたく人材の育成などの観点から製作しました。
ネーミングは、2005年度に公募し、応募総数401作品の中から埼玉県春日部市在住の自治体職員の方からご応募いただいた「サンチャッカル」に決定しました。
「サンチャッカル」は、新潟産業大学の「サン」と「チャイカ」(ロシア語でカモメ)のチャと「カルメギ」(韓国語でカモメ)のカルを足したものです。その言葉の響きやユニークさ、国際色豊かであることから選考されました。