プログラムの概要
理論(学内講義)と実践(フィールドワーク)を連動させる教育方法の改革により、学内だけに留まらず、地域企業・地域コミュニティ・柏崎市・他大学と協働し、将来社会に求められる地域のリーダーを育成し、地域社会に輩出していきます。
1・2年次
理論(学内講義)
基礎理論
3・4年次の応用理論の学習で必要となる、経済・経営・文化の3分野に関する基礎理論を広く学びます。
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
- 経済史
- 基礎経営学
- 会計学
- マーケティング論
- 文化経済学
- 観光学
- 食文化論
実践(フィールドワーク)
地域理解ゼミナール
地域おこしの6本柱をフィールドワークを活用しながら、両学科共通で、まんべんなく学びます。
01 地域文化
古来より「北陸・新潟県域」が経験してきた人為的災害(伝染病、戦争、火災等)・自然的災害(地震、津波、火山噴火、強風等)克服の歴史と、地域社会の今日に至るまでを学びます。
02 地域企業経営
経営の中心である製品戦略・販売戦略に加えて、戦略の基礎となるマーケティング・マネジメントの活用法を地場産業の事例をとおして学びます。
03 地域観光
柏崎周辺の観光地や交流施設、歴史文化施設を取り上げ、経済効果への理解を深めます。同時に現地を訪問し、自分の目で確かめることで、新潟・柏崎の持つ観光資源の可能性を探ります。
04 地域農業・6次産業
農業の現状と課題を提示し、6次産業やロボット技術やICTを活用したスマート農業などを紹介します。地域の農業のフィールドワークを重視しています。
05 スポーツ
スポーツにかかわる職業領域の理解と、その経済活動を学修します。これからの地域社会におけるスポーツが担う役割と、スポーツ産業とのかかわりを考察します。
06 コミュニティ・まちづくり
地域の人々や若者世代が主体的に「まちづくり」を実践するための知識や技能を修得するとともに、「まちづくり」と「コミュニティ」の重要性について体験的に学修します。
3・4年次
理論(学内講義)
応用理論
1・2年次の基礎理論をもとに、実社会で通用する、より専門性の高い応用科目を学びます。
- 地域経済学
- ゲーム理論
- 商品開発論
- 管理会計論
- コンテンツ産業論
- 地方財政論
- アグリビジネス論
- スポーツ産業論
実践(フィールドワーク)
専門ゼミナール
地域理解ゼミナールで得た知識と経験をもとに、より専門的な学びと地域連携活動を通じて、”地域に学び、地域をおこす”人材の育成を目指します。
- 経済分析・
未来予測コース - 企業経営・
情報戦略コース - 企業会計・
金融制度コース
- 文化産業・
国際理解コース - 持続可能な
地域づくりコース - スポーツ・
健康経営コース
専門ゼミナールでの活動紹介(一部抜粋)
地域通貨「風輪通貨」
柏崎市の地元商店の活性化と地産地消の推進を目的とした、”お米と善意本位制”地域通貨「風輪通貨」を発行しています。通貨の単位は「風(フォン)」です。お米づくりと通貨の発行で柏崎を元気にしたいと頑張っています。
柏崎市内の史跡 飯塚邸「たかだ 竹あかり」イベントに参加
文化による≪まちづくり≫をテーマとして掲げ、柏崎市内の高田コミュニティセンターとコラボレーションし、市の史跡「飯塚邸」の日本庭園を約2000本の竹灯籠で幻想的に照らしました。この活動には地域の荒れた竹林を整備する目的もあり、準備段階で、学生は竹の伐採や加工作業に汗を流しました。
産学金連携による商品開発・PR
柏崎信用金庫がコーディネーターとなって、地域の企業や飲食店から相談されたメニュー開発や商品パッケージのデザイン、動画によるPR活動といった様々な課題を学生に依頼。若者目線のアイデアで課題解決に取り組みました。
<あんこジャムPR動画制作>
「いろはや製餡所」のオリジナル商品「あんこジャム」のPRのため、若者のライフスタイルに合わせた食べ方提案を盛り込んだPR動画を制作。「マッハDEチャージ編」「大人アレンジ編」「おしゃれな癒し編」など、これまでに個性豊かな動画9本が完成。Youtube配信のほか、地域イベントの店頭でも上映し、注目されました。
研究発表会/学外発表会
「地域活動・学生発表交流会」や「柏崎に関する研究発表会」など、学外でのさまざまな発表会に積極的に参加し、日ごろの研究についてプレゼンを行っています。他大学の参加学生とも交流を深めています。
<柏崎に関する研究発表会>
柏崎商工会議所の主催で毎年開催される発表会で、学生の視点で柏崎を「より住みよいまちに」「活性化したまちに」すべく課題解決に向けた発表が行われます。2024年度は「学生によるスマホ教室及び、柏崎市AI新交通あいくるのPR活動」が最優秀賞を受賞しました。