日本の文化を守りたい。博物館学芸員資格の取得を目指しています

在学生/文化経済学科3年 川上 聖華さん
「博物館学芸員課程」(新潟県内私立大学では本学のみに設置)を履修している川上さん。学芸員科目やゼミナールで学んでいること、日々のキャンパスライフ、卒業後の夢などをインタビューしました。(※学年・内容は2025年5月取材当時のものです)
―新潟産業大学に入学した理由を教えてください。
私が新潟産業大学を選んだ一番の理由は、「博物館学芸員課程」があるからです。産大では、実際に学芸員として勤務経験がある先生から学んだり、近年進んでいるデジタルアーカイブについても触れたりすることができるため、学芸員に関わる知識を幅広く本格的に身につけることができると思いました。私は幼いころから博物館や美術館に行くことが好きでしたが、学芸員の資格に興味を持ったのは高校3年生の時でした。そして学芸員資格が取れる大学を探しているなかで、新潟産業大学を見つけました。


―博物館学芸員課程ではどんなことを学んでいますか?
「博物館情報・メディア論」という授業では、展示物の紹介などが表示されるタッチパネルの簡易版をつくりました。近年進んでいるデジタルアーカイブに関して、パソコンを使い実践的に学ぶことができて面白かったです。
また「博物館展示論」では、展示の高さや配置、資料保存の際のカビ・虫の対策方法等を学びました。これまで博物館に行くときにはあまり気にしていなかった展示の裏側を知り、私たちが素晴らしい展示物を見ることができるのは、学芸員さんたちの努力があってこそなんだな、と実感しました。
現在は学内実習も受けています。壺や土器、絵巻物の梱包や取り扱い方、拓本の取り方などを実践しながら学んでいます。そして夏には、実際に博物館や美術館に行って1週間ほどの学外実習を予定しています。
―ゼミナールではどんなことを学んでいますか?
3年次から、創造的文化・観光分野の専門ゼミナールで学んでいます。現在は、JR東日本のアプリ「駅からハイキング」のコースづくりに取り組んでおり、駅を起点とした柏崎の日帰りコースを私たち学生が提案します。実際に柏崎市内を歩きながら検討し、コース案が決まってきたところです。今年(2025年)の秋にはアプリに採用される予定なので、皆さん楽しみにしていてください!


―どんな部活・サークルに所属していますか?
私は、学友会・放送部・手もんづら部の3つに所属しています。学友会では、2年生の時の紅葉祭(学園祭)で広報部門長を担当したことが印象に残っています。パンフレットの制作や協賛金の依頼等で様々な企業に連絡をとる機会があり、コミュニケーションのとり方など、社会に出た時に役立つ経験や学びができたと思っています。
放送部では、柏崎市役所内にあるラジオ局(FMピッカラ)で毎月第2金曜日の19時から番組を生放送しています。ラジオは面白そうだな、珍しいなと思い放送部に入りました。メインMCを担当し、学生目線で大学の情報や柏崎のイベント等を紹介しています。
手もんづら部は手芸サークルで、絵を描いたりアクセサリーを作ったり、それぞれ好きなことをしています。お菓子を食べたりお喋りしたりしながら、和気あいあいとゆるく活動しています。
―大学卒業後の夢は何ですか?
博物館学芸員課程で学ぶなかで、「学芸員さんたちは日本の文化を守っている。私も文化を守っていく存在になりたい」と感じるようになりました。新潟産業大学では、歴史ある伝統的な文化だけではなく、アニメや漫画など、現代の文化についても幅広く学べるのが面白いです。これからも様々な文化を学び、日本の文化を守る仕事に就きたいと思っています。
―新潟産業大学への入学を検討している方にメッセージをお願いします。
悩み事があった時に友達や先生、職員の方に頼りやすい環境だと思います。また、柏崎市を中心に地元企業や地域の方たちと関わる機会が多く、地域に特化した学びができる大学です。特に、「人と関わりたい」と思っている人にはすごくオススメです。小規模大学だからこそ新しいことにチャレンジしやすいので、ぜひ産大でやりたいことを見つけてほしいと思います。 また、私は長野県出身なのですが、柏崎は魚が美味しくて安いです!(笑) 魚好きな人にとっては幸せだと思います。海岸清掃など、長野県ではできないボランティア活動ができたり、友達と海で遊んだりすることができるのも魅力のひとつです。ぜひ柏崎で充実したキャンパスライフを過ごしてください!
