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学生生活

子どもが「自分らしく育つ」ために―さんだい秘密基地が描く新しい居場所のかたち

2月11日(水・祝)、本学にてさんだい秘密基地を開催しました。

さんだい秘密基地は、学校でも家庭でもない、安心して過ごせる“第三の居場所”を目指しています。子どもが主体となり、大人は支え役に回る。いつでも戻れる、否定されない、挑戦できる場所。子どもも親も、そして地域も一緒に育っていく。そんな居場所づくりが、今あらためて求められています。今回は講演と遊び場の2つの会場が設けられ、講演では3名による内緒話が語られました。

 

内緒話①:子供が安心して成長できる未来のために

語り手:阿部雅明 教授

地域のつながりの希薄化や児童虐待の増加、若者の自殺問題などを背景に、子どもや若者が安心して過ごせる場の必要性が高まっています。価値観やニーズの多様化に対応するため、「誰にでも同じ一つの場所」ではなく、「それぞれが選べる多様な居場所」が重要とされています。居場所は子どもだけでなく、保護者にとっても支えとなる場です。

居場所の条件としては、安心できること、ありのままでいられること、意見を表現できること、自己肯定感や役割を持てること、いつでも戻れること、子どもが主体であること、味方となる大人がいることなどが挙げられています。キーワードは「居たい・行きたい・やってみたい」であり、自発的な意欲につながる場であることが理想です。

子どもたちは「否定されない」「自由に行ける」「何もせず過ごせる」「話を聞いてもらえる」場所を求めており、大人には「押し付けず、信じて、見守ってほしい」と願っています。重要なのは、何かを与えることよりも、子どもを受け入れる姿勢であるとまとめられています。

 

内緒話②:行政・企業福利としての子育て支援制度

語り手:今村健太郎 准教授

法改正では、①子の看護休暇の対象拡大、②残業免除や短時間勤務など柔軟な働き方の拡充、③育休中の給付金強化が実施され、共働き家庭がより育休を取得しやすい環境が整備されました。一方で、制度を活かすには職場の理解や体制整備も重要であり、企業向けの無料コンサルティングや福利厚生の工夫などの取り組みも紹介されています。

また、柏崎市や刈羽村では、給付金、保育料支援、情報発信、相談体制、男性育休促進策など、地域全体で子育てを支える具体的な支援策が整えられています。

今村准教授は「制度はあっても知られていないことが多い」と指摘し、支援制度を正しく理解し積極的に活用する重要性を強調。子育ては個人の努力だけでなく社会全体で支えるものへと変わりつつあり、「一人で抱え込まないこと」がこれからの鍵だとまとめられています。

 

内緒話③: 「発達ってなぁに?」-発達表現という視座-

語り手:坂本悠馬 助教

発達は年齢ごとの単なる段階ではなく、信頼や挑戦を積み重ねていくプロセスであり、「できる・できない」で測るものではありません。また、動き回るなどの行動も、その子の世界の中から創造されるものであり、すぐに「問題」や「障害」とラベル付けすることへの疑問が示されました。

子どもの独自の発想や行動は、大人の基準では逸脱に見えても、豊かな想像力や探究心の表れである可能性があります。支援は大切ですが、過度な管理や先回りは成長の機会を奪うこともあるため、子どもの可能性を信じて「待つ姿勢」が重要だと強調されています。

発達は子どもだけでなく、大人も関わりの中で学び続けるプロセスであるとまとめられています。

 

4月から始まる新たな対話の場へ

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2026年4月より、さんだい秘密基地「集合の日!」を毎月第2土曜日(変更の可能性あり)に開催いたします。大人もこどももそれぞれが秘密の場で話したり遊んだりできる場になると思います。不安や悩みなどの他、子育て中のハプニングや面白エピソードなどざっくばらんにお話ししましょう。第1回は2026年4月11日(土)10:00~12:00です!チラシのQRコード or メールでお申し込みください。皆さまとお会いできるのを楽しみにしてます!