2026年7月13日(月)、『ゼミナールⅠ』(今村健太郎クラス)では、地域観光とプロジェクトマネジメントを学ぶフィールドワークとして、新潟県十日町市の清津峡と美人林を訪問しました。
今回のフィールドワークでは、「繁閑差のある観光地では、どのように誘客や混雑対策を行っているのか」「地域資源をどのようにPRし、観光振興につなげているのか」をテーマに、現地で観光施策を学びました。旅行業界や県内就職を志望する学生が多い一方で、清津峡を訪れるのは初めてという学生が大半であり、地域を代表する観光地の取組を実際に体験する貴重な機会となりました。
清津峡では、新緑や紅葉のシーズンに多くの観光客が訪れるほか、「大地の芸術祭」の開催期間にはさらに来訪者が増加します。一方で、冬季は積雪の影響もあり観光客が少なくなることから、シーズン料金の設定や繁忙期の事前予約制を導入するなど、来訪時期の分散や混雑緩和を図る運営について学ぶことができました。
当日は小雨が降る時間帯もありましたが、蒸し暑い屋外とは対照的に、清津峡渓谷トンネル内はひんやりとした空気に包まれ、自然が生み出す涼しさを体感しました。施設周辺では足湯を楽しめるスポットや、新潟市に本社を置く全国第1号の地ビール「エチゴビール」の案内も見られ、地域ならではの観光資源を組み合わせることで滞在の魅力を高める工夫についても理解を深めました。
その後、一行は十日町市の名所美人林を訪問しました。美人林は、大正末期に木炭用として伐採された山に、翌年一斉にブナが芽吹き、約100年をかけて現在の美しい林となった場所です。整然と立ち並ぶブナの姿が「美人」のように美しいことから、その名で親しまれています。
午後には青空が広がり気温も上昇しましたが、学生たちは木漏れ日の差し込むブナ林を散策しながら、自然環境そのものが地域の貴重な観光資源となっていることを実感しました。
今回のフィールドワークを通して、学生たちは、地域の自然や文化を生かした観光資源の活用方法だけでなく、料金設定や予約制度、周辺施設との連携など、持続可能な観光地経営に向けた様々な工夫について理解を深めました。現地での体験を通じて、地域資源の魅力を発信し、交流人口の拡大につなげる観光戦略について学ぶ有意義な機会となりました。
教授 今村健太郎



