学位授与の審査
修士の学位の授与は、学位論文(修士論文または特定課題研究)の提出と審査、および最終試験により決定を行う。
学位論文の審査
在学する大学院生からの学位取得申請に基づき、研究科委員会が申請者の単位取得状況等の要件を確認し、適格者に対して研究科を担当する教員の中から3名の審査委員(主査1名、副査2名)を選定する。学位論文の審査及び最終試験は、審査委員が合同で行う。
学位論文に係る評価項目
審査委員は学位取得申請者が提出した学位論文(修士論文または特定課題研究)を、以下の審査項目に注目をしつつ総合的に評価を行う。
(1)修士論文審査基準
- 代表的な先行研究を十分に理解し、適切に引用していること。
- 筋が通った論理的な記述になっていること。
- 実証研究等においてはデータの適切な収集と分析が十分になされていること。
- テーマの内容が適切であり結論や政策案・対策案等が明確であること。
(2)特定課題研究審査基準
- 明確な課題設定がなされていること。
- 代表的な先行研究を十分に理解し、適切に引用していること。
- 筋が通った論理的な記述になっていること。
- 設定された課題に対して、解決策・対策案等が明示されていること。
最終試験
最終試験は、提出された学位論文について、またそれと関連のある専門分野について、筆記、口述等の方法により行う。